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身の周りのあれこれ。
by nonki
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百歳近いお客さま!

●短歌を嗜む母が、物好きにもインターネット古書店から購入した本が到着。

ほげ~、「大正11年」再版! 

大正(14-11)+昭和63+平成31=97年前の古書!? 2019年の大河ドラマ「いだてん」の、現在放送されている辺りの時代ですな! ※どことなく「図書館の本だった」雰囲気のある奥付。なお、上記数字ですが、大正14年と昭和元年の切り替わりおよびダブリなど厳密に調べるのは面倒なので、概算として不問にてお願いいたします(笑)。
百歳近いお客さま!_a0035821_16510351.jpg
上の画像の奥付に記載の電話番号が、「九段○○○○」で、たったの4桁! 電話をかけるときに交換手に4桁の番号を伝えてつなげてもらう時代だたんですね……当時、各家庭はおろか、個人ひとりひとりが電話を持て歩く時代が来るなんて、誰も想像しなかたでせうね……! 

百歳近いお客さま!_a0035821_16512291.jpg

現代語(?)で書いたら「定価 二円二十銭」「東京神田南神保町」だよ!? 「2円20銭」が現代のいくらに相当するかわからないけど、この本は箱入り&天・地・小口が金付け(?)の豪華本でしてよ! 金はだいぶ剥げ落ちていたし、「箱はありません」状態で届いたけど☆

……令和になっても何も変わらないよ、と思っていたけど、大正が「ひどく遠い昔」に感じられるようになったな……。※子どもの頃には、じぃちゃんばぁちゃんが明治&大正生まれだったりして、感覚的にギリギリ「まだ身近な時代」だった。今の子どもたちにとっての「昭和」が、そんな感じ……なのかしらん。

こんな古書にお目にかかることは(一般人には)滅多にない昨今。以下、旧字体の活字の世界をお楽しみください♪(笑)






●背表紙。表記が「店書波岩」。横書きは右から、の時代!
百歳近いお客さま!_a0035821_16494999.jpg


百歳近いお客さま!_a0035821_16503664.jpg
見て見て! 旧仮名遣いは当然として、むつかしい漢字だらけだよ! こんな時代に漢字の書き取りテストを受けたら零点の自信あり(笑)。


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お見苦しい画像で恐縮ですが……何よりも、「活字である」味わいに感銘。この本ができるまでの労力に思いをいたしたのであります。(中身について読む気は、ない ^^; )

なんかいいよね~、活字の本。このアナログ感、人の手によって作られました感。ずっしりとした重みを感じる。


●どーでもいいけど、高校2年(確か)の夏休みの宿題を思い出した。

夏休みの宿題に夏目漱石の「こころ」を読んでレポートを書け、ってのがあって。「お、うちに岩波文庫があるじゃん、ラッキー♪」と油断してて、夏休み終了間際に手に取ったら、それが全編旧字体で(涙)。泣きながら時間をかけて読んだ、しょっぱい記憶(笑)。そう、私は当時から決して「読書好き」でも「国語得意」でも「計画的な人」でもなかった……(^^;)。

母さん、あの旧字体の文庫本、どうしたんでせうねえ……。(古い人にしか伝わらないパロディー


以上、古書レポートでした♪

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by nonki1068 | 2019-06-03 17:48 | ●日々雑感
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